東京にはないであろう大阪的なお店というジャンルに弘屋は入ってるらしい…。


で、なぜかまた雑誌の取材申し込みがありました。



オープン当初、関西の雑誌ではほぼ取り上げてもらえなかったのでなぜ今頃になって？？
と嬉しい疑問はありますが、素直に喜んでます。といっても相変わらずの料理ですけどね（笑）


料理のジャンル分けが難しい弘屋と言われますが僕的には下品になんでもしたいだけで。

で、ワインバーなら料理はなんでもありですよね♡



１０年料理を続けてきて、日本人がフレンチやイタリアンをやることに大きな難しさを感じて
来ました。でももし世界に発信することがあるとするなら日本人（日本の文化で育った）で
あることを武器にしなければ…とも。

例えばフランスで、フランスの食材を使って醤油やカツオ出汁を使わずに日本料理が作れるかと
いえば僕は作れると思う。

日本は四季がと言いますがもちろんフランスにも四季はあるし海に囲まれた国だって
他にもいろいろと。

なぜ日本料理がこういう形になったのか？それこそが日本人の精神性そのものなのでは。


和の器を使うから日本らしいのか？和の食材や調味料を使うから日本らしいのか？

弘屋のお料理の紹介で、和の食材を作った独創的なフレンチとか書いて頂くと、
いや、それは多分違うんですと伝えるしかありません。

それよりもホワイトアスパラを切った時に立ち上る湯気や、フォアグラやバター、クリーム
などの油脂と癖のある食材の取り合わせ。そんなところを褒めて貰えるとほんとに嬉しい。
それが私が思っている日本らしさということなんです。

でも結局それが伝わらないということは自分の情報発信不足…。


ああ、江戸堀☆☆☆に行ってみたい。出来ればGW前にね（笑）！






さて、本日のグラスワインはこちらで！






ベルナール デュガ ピー　ブルゴーニュルージュ　キュベ アリナール　２００４年

ジュブレシャンベルタンのスター生産者。もちろん美味しいのですがどちらかというと
生産量の少なさが値段に大きく反映されている気がします。　

ブルゴーニュルージュですが、このキュベアリナールはジュブレシャンベルタンの村名格の
畑から作られたもの。樹齢３０年未満の若木（？）の物はすべてこのキュベに回される
そうです。

昨日またまたブラインドでMさんとRさんに♡確かに抽出を強く感じるのはデュガピーの個性
という気がします。今日のほうが美味しいかなぁ。


結構いいお値段ですがデュガピーのジュブレと思えばなかなかお得なのかも知れません。


あと２杯ほど残っているこちらのワイン、１００mlで２，２００円となります。