こんなん見つけました！






イタリアのベルガモットの塩水漬け。


いつも使ってるレモンの塩水漬けが売り切れで、代わりにとこれを紹介されました。

レモンやライム。日本にフレッシュで入って来るものは青い段階（ライムは青いか＾＾）で
積んで船で１ヶ月ほどかけて到着。しかも虫がわかないよう薬は撒くはで一番香りのある
果皮が怖くて使えません。

それに比べてこのベルガモットはちゃんと木で熟れた果実をそのまま塩水へ。日本でもレモンは
栽培されていますが、ヨーロッパの物とは香りの強さがほんとに違います。多分葡萄でも同じ事
何だと思う。気候そして土壌ですね。


最近フレンチでもソースが見直されて来ているそうですが、そのベースになるフォンやフュメなど
僕は美味く作れません。まぁ腕の問題なんですが、単純に日本とフランスとの素材の違いは
無視出来ないほど大きい。

フレッシュの仔牛の骨のあのいい香りや十分に旨味の出る鶏ガラ。
コンソメの旨味が乗らないからと倍の量のお肉を使っても嫌な味が濃くなるだけだし…。

あ、でも昔の日本のフレンチではいい味があったような気がします。
素材が変わって来ているのかなぁ。

そのあたりベテランシェフ達のお話を聞いてみたいし、若いシェフにはその声を素直に聞いて
欲しいですね。


昔から（特にヨーロッパで）フレンチを食べていた人には、もしかしたら今の日本の
クラッシックというのは単純に味の面で納得いくものではないのかもしれません。

でも果敢にチャレンジしているお店は僕は素晴らしいと思うし、新しい価値観はきっと
そんな場所から生まれるはず。

美味しいソース食べたい♡


さて明日はお休みのはずだったHTSですがなぜか連続営業。（休みがぁぁあ）

ちょっと夜に用事がありまして１８時ぐらいがラストオーダー、１９時には完全閉店と
なりますのでよろしくお願いします。



で、本日のグラスワインはこちらで！






テヌータ ディ トリノ−ロ　ル クーポレ トリノーロ　２００９年

昨日ご紹介したフランケッティのフラッグシップ、テヌータ ディ トリノーロのセカンドワイン。

アルコール度数は１５％！非常に濃密なワインですが、そこはセカンド。ファーストより随分
飲みやすく仕上がっています。２００９年と若くても十分に美味しい♡

印象的な赤いエチケット。最初はカベルネフラン主体でサンテミリオンのシュバルブランを
目指していたのかも。でも今では全く方向性が違いますね（笑）


こちらのワイン、１２０mlで１，６００円となります。